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こんにちは、ねこです。
今日は最近ミサンガがまた流行りだしているのですが、ミサンガのルーツと色別のルーツに関してお話しようと思います。
ミサンガのルーツ
ミサンガのルーツは、ブラジルのボンフィン教会にてボンフィン神を祝う祭りの際に願掛けとして手首や足首に巻き、自然に切れると願いが叶うとされる「ボンフィンのリボン(良い終末)」が販売されていました。
「ボンフィンのリボン」は糸とビーズを組み合わせて出来たもの。
そして「ミサンガ」という呼び名は、ポルトガル語の「micanga」に由来し本来は「ビーズ」を意味しています。
その後、1993年日本でサッカー選手が刺繍糸を編んだ紐状のものを身に着けていたことから流行りだし、ボンフィンのリボンの願掛けと結びついて「ミサンガ」と呼ばれるようになりました。
ですので「ボンフィンのリボン」で検索をかけると、日本で展開されたミサンガとは違う本家のリボンが色々出てきます。
ミサンガの結び方
日本で広く知れ渡るようになったミサンガには、結び方に具体的なやり方は存在しませんが、ルーツ元となったブラジルボンフィンには、結び方が存在します。
「手首に2回巻き3つの願い事を込めて3回結び目をつける」です。
この結び方を行おうとすると、日本のミサンガよりも長めの紐であることがわかりますよね。
願い事の色のルーツ
さて1993年時のJリーグサッカーのときに広まったミサンガのときには色別に願いが異なるという考えはありませんでした。
では、どこから来たのか?
天然石の色別にも通じるお話になるのですが「色彩心理学」に基づいています。
これは色を見せたときの人間の脳波を研究したもので、色彩における人間の作用に関して「照明学会雑誌」に発表されている論文などから広がっていったものとなっています。
脳波という観点でみれば、色彩は科学、ということになります。
この照明学会雑誌にて1962年に発表された大山正氏の「色彩の心理的効果」に関する研究にて、赤は興奮を促し、青は鎮痛効果に作用し、暖色系は活力や親しみを感じさせ、寒色系は落ち着きや冷静さを与える。
また特定の色が集中力や注意力を高める可能性があるが、色の意味は文化によって異なるため、社会的背景が色の心理的効果に影響を受けることがある、と発表されているのです。大山正「色彩の心理的効果」
生まれてきてから視界に入る色と味覚が脳に記録されますよね。
白はウェディングドレスから純白をイメージし、味覚にも色が連想で使われています。
怒っている人は顔が真っ赤に表現されているので、赤=興奮、活気がある色とされることが多いですし、精神統一したり感情が冷めた時は顔が青ざめる表現がされているため、青=冷静、落ち着いている色と認識されたりしていますよね。
天然石やミサンガに使用されている色別の願いも、この脳に与える色と連想されるイメージから定着していきました。
ただし、この色の意味合いは日本と中国由来のものだけです。
ミサンガもそうですが、天然石にも白色の石は少ないとは思いませんか?
日本では白は純白のイメージで、ポジティブな色になっていますが、海外では病気や死を連想する色とされ不吉な色になっています。
そのため、白いリボン、白い石は全体から見て少ない理由はここに由来しています。
ボンフィンのリボンに色による意味合いは無し
まとめますと、本来のルーツであるボンフィンのリボンに色別に願掛けの意味はないので、好きな色のミサンガをオシャレとして買うと良いでしょう。