エンジェルブレス店による天然石あれこれ

天然石に関したあれこれを書きなぐる

パワーストーンの種類、アンバー、シェル、コラールってそれぞれ何を意味する言葉なの?

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和名だと鉱石の名前を表現することが多く名前だけでは判断できない人もいるのではないでしょうか。
文章の中でもカタカナが多いと、いったい何を言っているのか今一つピンと来なくて、漢字で言い換えると意味が通じやすいことってありませんか。
私にはよくあります。
 
さて、今回は天然石の世界でよく耳にすることがある、「アンバー」「シェル」「コーラル」、この3つの名前が和名はなにか?
 
この3つについて解説していきたいと思います。
是非ご参考にして下さいね。
 
この3つ、材質は石ではありません。
 

アンバーとは

アンバーとは、ずばり樹脂で出来た化石を指し、またの名を琥珀といいます。
 
琥珀の中にたまに蜂や虫が入り込んでいるものがお土産屋さんなどで売られいてるのを見かけた事があるかと思いますが、
あれは樹脂に群がった虫が数百年から数億年という長い年月の間に樹脂の中に閉じ込められてそのまま化石化したものなんです。
 
ですので「アンバー」は天然石でもパワーストーンでもなく木の樹脂の化石です。
 
ちなみに映画、ジェラシックパークは恐竜のDNAから現代に蘇らせ恐竜の公園を作った事から始まる物語になっていますが、この恐竜のDNAを採取した化石が、アンバーとなっています。
 
アンバー、琥珀は一見すると海外が産地だと思われるかもしれません。
実は日本も琥珀で有名な産地があります。
山形県の久慈になります。
国内最大級の琥珀の産地となっており、今でも琥珀採掘体験が出来るイベントを開催しているんですよ。
 
恐竜時代からある地層から琥珀を採掘する本格体験ですので
すごーーーーく貴重な体験がここでなら出来ます!
 
琥珀採掘体験ができるのは、久慈琥珀総合サイト
 
私も身体が弱くなければ行ってきて採掘したい!!と嘆いていますので、
代わりに貴重な琥珀体験を是非味わって楽しんできて欲しいです。
 
さて、お次はシェルについてです。
 

シェルとは

シェルとは、貝殻を指しています。
貝殻……?
と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
 
私はでっかいホラ貝が浮びました。
(店主の発想っ、発想が汗)
 
南の島で白い服をきた少女が白くて大きい貝殻を耳に当てて波の音を聞く想像の貝殻や
ホタテを取る時の2枚貝も貝殻になりますし、
砂浜で取れる小さなピンクの桜貝もシェルになります。
 
天然石やパワーストーンの世界で使用されているシェルは
ホワイトシェル(白蝶貝)、アバロンシェル(天然アワビの貝)、ブラックシェル(黒蝶貝)
クィーンコンクシェル(コンク貝)などがあります
 
私のお店で取り扱っているシェルはこちら。

ハート型のクィーンコンクシェル

 

ぷっくりとしたピンクと白の淡い色がかわいいですよね。
 
貝を加工する場合、苔がついていたりする貝の水分を蒸発させるために乾燥していき、
理想とする形にするため研磨していくと、輝きが出たり丸くなったりと形が形成されていきます。
 
アバロンシェルは貝の裏側のなんとも言えないキラキラと光る部分を見せるために
あえてそのまま洗浄加工だけにして販売していることもあります。
 
日本で馴染み深いものですと、貝ボタンが有名でしょうか。
プラスチックが主流になる前の男性のワイシャツやシャツに付けられているボタン……
実は貝ボタンだったりします。
 
貝ボタンを専門に作っているお店で貝をくり抜き
ボタンに加工するまでの工程をあげて下さっていたので
貝の加工をどのようにしているのか、是非チェックしてみると共に
ご興味を持った方は、ご利用してみて下さいね。
 
貝ボタンが出来るまでの工程を揚げているサイトはこちら>>貝ボタン専門店
 
さて、最後はコーラルです!
 

コーラルとは

コーラルとは、海の中に生息している珊瑚を指しています。
ただし、天然石やパワーストーン、宝石として高値で取引されている珊瑚は
海の中でワカメと一緒に見える珊瑚ではなく、もっと深い場所に生息している深海の珊瑚です。
 
間違っても砂浜で打ち上げれた珊瑚は取っちゃダメですよ。
沖縄では珊瑚の持ち帰り、及び貝殻、砂は生態系を崩す恐れがある、という理由で
禁止にしていますので持ち帰りは禁止条例違法になります。
 
絶対に、ちょっと綺麗だから~と貝殻や珊瑚、砂など
お土産に持ち帰りたくなる気持ちもわかりますが
持ち出しは禁止です。
 
じゃぁ、フォルシコーラルは?
という方もいるでしょう、あれは珊瑚の化石です。
珊瑚の化石も主に日本でも取れる場所はありますが、
そもそも、生きた珊瑚、死骸の珊瑚、珊瑚の化石の輸入は
ワシントン条約規制対象となっています。
 
もし取扱いがあるとしたら、認可を受けている、古物商の資格を所持している
またはワシントン条約に規制される以前に輸入されたものだけです。
 
という訳で、最後の珊瑚に関しては少々言葉が強くなってしまいました。
 
珊瑚の産地で有名なのは高知県になります。
土佐藩の時代からすでに流通し存在しているもので、
とても色鮮やかな真っ赤な色をした血赤珊瑚は高級品ですが、
見ているだけでも素晴らしい色味ですので、高知へ行く際は是非お立ち寄り下さいませ。
 
では、今回は、アンバー(琥珀)、シェル(貝)、コーラル(珊瑚)に関して
それぞれ何で出来ているのかを解説いたしました。
 
最後までお読み頂きありがとうございます♪